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岡田准一主演の大ヒットドラマが待望の映画化、2部作決定! 
「SP 野望篇」「SP 革命篇」製作報告会見

2010年4月19日

2007年、人気グループ・V6の岡田准一さんと直木賞作家・金城一紀さんがタッグを組み、かつてない斬新なストーリー構成と迫真のアクションシーンで驚異的な視聴率を叩き出した深夜ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」。さらなる期待に応えるべく、2度のアカデミー賞受賞歴を誇るビジュアル・エフェクトの名手ロバート・スコタックさんをVFXスーパーバイザーに迎えて映画化が決定。8カ月の撮影を経て、このたび無事にクランクアップいたしました。

これを受けて4月19日、東京・日比谷の帝国ホテルにて、主演の岡田さん、共演の堤真一さん、真木よう子さん、松尾諭さん、神尾佑さん、ハリウッドから駆けつけたスコタックさんと製作プロデューサー・亀山千広さんが記者会見を行いました。冒頭で“重大発表”が行われた後、キャストの皆さんは劇中衣装で登壇。集まった大勢のマスコミを前に、作品にかける熱い想いを語ってくださいました。その様子をレポートいたします。

タイトル発表

「SP」は2007年11月にフジテレビのオリジナルドラマとして毎週土曜日、夜11時という深夜枠で放送が始まりました。今までに観たことのないアクションドラマを目指し、スタッフ・キャストが常にチャレンジングな姿勢を貫き、まさしくゼロから立ち上げたドラマでした。その熱意は観る者の心をとらえ、深夜ドラマとしては異例の平均視聴率15.4パーセントを記録。これは深夜ドラマの歴代一位の記録となっております。

さらに、ゴールデン枠に進出したスペシャル版では、20パーセントを超える視聴率を獲得する快挙を達成し、ゼロから出発した「SP」はまさしく伝説のドラマへと成長を遂げました。

放送終了後に、続編を望むファンからの要望が殺到し、ついに映画化に向けた「SP」プロジェクトが発足し、1年半以上の準備期間を費やして、去年9月にクランク・イン。8カ月の長期撮影を経て、この4月にようやくクランク・アップすることになりました。

そして本日、皆様にはクランク・アップのご報告と、もうひとつ重大なお知らせがございます。

「SP」の映画化に当たり、1年半以上の準備期間を費やした結果あまりにもスケールが大きくなり、また、エンターテインメント性を重視したストーリー構成により、1本の映画の枠におさめることができませんでした。そこで、2部作としてスクリーンに登場することになりました。

「SP THE MOTION PICTURE」は10月30日公開の「野望篇」、2011年春公開の「革命篇」の“2大巨篇”となります。日本映画としては異例の、8カ月強の長期撮影を敢行した理由がおわかりいただけたかと思います。

舞台挨拶(挨拶順)

亀山千広さん(フジテレビジョン執行役員常務・映画事業局局長)

こうやって四係に囲まれて登場しますと、要人になったような気分で態度が大きくなることをお許しください(笑)。

昨年の9月から撮影に入り8カ月、「1本の映画を作るのにどれだけ時間がかかっているんだよ?」と皆さんから言われたりもしたのですが、今日やっとここで発表することができました。先ほど発表がありましたように、実は2本作っておりました。

元々のテレビシリーズからスタッフ・キャストがこの作品にかける熱意というのが非常に熱くて、映画化を決めた時点で2時間に収まり切るのだろうかという気がしていたのですが、さらにスケールを大きくし、さらに謎を広げていくにあたり、「野望篇」「革命篇」の2本を作らせていただくことになりました。

また、今回はハリウッド級のVFXを入れまして、映画ならではのスケールをどれだけ表現できるか、そのためには時間もかかります。これからの仕上げにもたっぷりと時間をかけて作っていきたいと思っております。

すでにご存知のように、この作品は岡田君あってのものだと思うのですが、彼は2年半前にドラマの話があった頃から「カリ」という武術を習っております。その成果が恐らくスクリーンに所狭しと刻みつけられているのではないかと思います。肉体を駆使した超絶アクション+ハリウッド級のVFXということで、日本映画では類を見ないものになると自負しております。

なお、今日は監督の波多野貴文を皆さんにご紹介したかったのですが、どんなにチームワークの良いクルーでも天気には勝てないものです。まだ何シーンか撮影が残っていたのですが、今日は晴れましたので、今現在、波多野監督は上野で撮影を行っております。今後、ぜひ波多野監督をお引き立ていただいて、新しい才能、若い才能を認めていただきたいと思います。

MC:単なる前編・後編ではないと聞いていますが?

亀山さん:
前編は、まずはアクション、そして謎が謎を呼ぶという構成で、後編はじっくりとすべての謎を解決していくというストーリーにしていきたいと思っております。前編・後編というよりも、それぞれ1本ずつが単独で作品として成立していないと、当然お客さんに喜んでもらえないと思いますので、1本1本が独自の魅力を持った作品に仕上げていきたいと考えております。
岡田准一さん(井上薫役)
「SP」という作品が今回、映画になりました。連続ドラマのときから変わらぬキャストに新しいキャストを加え、パワーアップした作品になっていると思います。8カ月間の撮影でしたが、撮影をしているというよりも、皆と一緒にチャレンジしている、闘っているという感覚が強い現場だったと思います。すごく幸せな現場でした。皆で闘いながら物を作っているという感覚をすごく味わえました。公開までしばらくありますが、この映画を皆さんで育てていってもらいたいと思います。
堤真一さん(尾形総一郎役)

今回のクルーはすごく若いスタッフが集まり、なおかつ、さらに若い人たちがたくさんキャスティングされて、その中で仕事ができました。僕にとっては、大事なものをもう一度思い出させてくれた現場でした。とても多くのエキストラを使う難しいシーンがあったのですが、その人たちとも本気で“モノをつくっている”という感覚に本気でなれた作品でした。

元々は金城君(原案・脚本の金城一紀氏)と岡田君の熱意によって始まった作品ですが、そのときは映画化されるとは思ってもいませんでした。しかも、こういう形で2部作にできたというのは本当に幸せなことですし、きっと良い作品になると思いますので、皆さん宣伝よろしくお願いします。
真木よう子さん(笹本絵里役)

8カ月の撮影期間というのはすごく大変ですが、「SP」の現場はとても幸せで、あっという間でした。スクリーンを通して現場の幸せさを感じていただけると思いますが、今までにない映像のアクション作品になっていると思いますので、どうぞご期待ください。
松尾諭さん(山本隆文役)

この「SP」という作品は、僕だけでなく他のキャストの皆さんにとってもそうだと思いますが、自分の体の一部というか、8カ月という長い撮影期間中、1日1日、自分の血となり肉となった熱い作品です。皆の熱い気持ちが結晶になった素晴らしい作品だと思います。ちなみに、あまりにも血と肉になりすぎて体重が8キロ増えました(会場やや笑)。
神尾佑さん(石田光男役)

この作品が映画化されると決まってから長い年月が経ちまして、やっと僕たちの夢がここまで来たなと感無量です。きっと皆様も満足できるような、そして僕たちもそう思えるような素晴らしい作品になると思いますので、楽しみにしていただきたいと思います。
ロバート・スコタックさん(VFXスーパーバイザー)

日本語なので何を言っているかわからないけど、「ロサンゼルス」という単語が聞こえたので、私が挨拶する番ですね(笑)。今回、この企画に関わることができて、たいへん光栄に思っています。日本のスタッフ、キャストと一緒に仕事ができて嬉しいです。感謝の気持ちでいっぱいです。言葉で表せないほど素晴らしい経験をさせていただきました。

私は「スペシャル・エフェクト」と呼ばれる仕事をしておりますが、今回は「スペシャル・ポリス」ですね。通常、アクションシーンにはCGを使うことが多いのですが、岡田さんは自分でスタントをしているのが素晴らしいです。視覚効果をつける上でも非常に助かりました。リアルな映像に仕上がっていると思います。

質疑応答

MC:「SP」の見どころは肉体を使った超絶なアクションですが、テレビシリーズよりも格段にレベルが上がりましたね。

岡田さん:
日本では前例のないアクションをやろう、というのが元々の始まりだったので、限界まで挑戦しました。怪我をすると撮影が止まってしまいますので、激しいアクションをやりたいけれども怪我はできないというギリギリのところで撮影に臨みました。ドラマでは僕と堤さん、尾形さんだけが闘いましたが、今回は四係の全員に闘う場面がありますので、楽しみにしてください。

MC:すべてのアクション・シーンをスタントなしでこなし、8カ月の撮影に臨んだそうですが?

岡田さん:
実はアクション打ち合わせの段階から呼ばれていたので、10カ月ぐらいですね。撮影の合間にも次の打ち合わせが入っていました。

MC:アクション打ち合わせとは何をするのですか?

岡田さん:
殺陣を皆で考えます。連続ドラマのときから(殺陣の振付けを)やらせてもらった部分があったので、僕が「SP」の流れを知っているということで、来てくれないかと言われて参加することになりました。

MC:観ていて“痛い”アクションがポイントだと伺っていますが。

岡田さん:
そうですね、ただ闘うだけではなくて、リアルに痛さも伝わるというか……実際に何かにぶつかったりとか、そういうこともふんだんに入っています。

MC:岡田さんも痛い思いをしたのですね。

岡田さん:
もちろんです。でもスタッフが万全の準備をしてくれますから。危ないけれどもチャレンジするんだということを皆で(打合せの段階から)考えながらやりましたので、怪我もなく無事に終わりました。


<8カ月の撮影期間中はエピソードも満載>
MC:堤さん演じる尾形と岡田さん演じる井上は対立していくわけですが、撮影現場での堤さん、岡田さんの関係にも変化があったとか?

堤さん:
えっ……いや、仲いいですよ(会場笑)。さっき岡田君に会ったとき、顔が“井上”じゃなくなってるのを見て「こいつ大した役者だな」と。「あ、普通の岡田君だ」と思いました(笑)。役を離れると顔が変わるんですね、役者は皆そうなんですけど。(松尾さんを指して)ああ、こいつは変わんないですけど(会場笑)。

僕は(撮影期間の)8カ月の間で他の舞台の仕事をしたりしていたのですが、8カ月ずっと集中していた岡田君が、撮影が終わって、ちょっと柔らかい表情になっているのを見て安心しました。でも仲が悪くはないですよ(会場笑)。

MC:仲が悪いというわけではないのですが、間合いを置いて撮影に臨んでいたとか。

堤さん:
岡田君は完全に僕のことを無視しようとしてました(会場笑)。

岡田さん:
してないですよ(笑)。

堤さん:
僕が現場に行ったのに、挨拶もなく帰っちゃった。

岡田さん:
いやいや、帰ってない(会場笑)。

堤さん:
いつも先に帰っちゃうじゃないですか。

岡田さん:
いや、帰ってないですよ(会場笑)。

堤さん:
同じ現場だったんですけど、皆が先に終わったところへ僕が入って「おう、お疲れ~」と言って「岡田君もいるんでしょ?」と聞いたら「いや、岡田君は……」って。で、僕はメイクしながら皆と「お疲れ」「お疲れ」って挨拶したんだけど、岡田君だけ先に帰ってたんですよ、「おはよう」も何も言わずに。避けられてるなーと思って(会場笑)。

岡田さん:
いや、いや。

堤さん:
僕のことが大っ嫌いなんだなーと思って(会場笑)。

岡田さん:
いや、尊敬してます、大好きです……(会場笑)。

MC:岡田さんとしては役柄上、尾形と親しくするのを避けたんですよね?

岡田さん:
いや、それは全然なかったですよ。


<キャスト・スタッフが一丸となって作り上げた
「SP」に自信あり!>
MC:では役作りの意図ではなく、挨拶をしなかったと。

岡田さん:
いや、そういうわけでは……(会場笑)。そのときはたまたま(堤さんが現場に)入られていたのを知らなくて……あの……本当に、すいませんでした(笑)。

MC:紅一点の真木さんは今回、激しいアクションにも挑戦されました。トレーニングなど大変だったのでは?

真木さん:
そうですね、初めはすごく大変でした。まさかここまでやるとは思っていなかったのでかなり焦って、練習の段階ではそうとう悩みながらやっていたのですが、本番で一連の動きを通してやってみると、すごく強くなったような気がしました。アクションが好きになりました。

MC:アクションで困ったとき岡田さんに相談したりはしましたか?

真木さん:
(しばしの沈黙)……はい(会場笑)。

MC:岡田さんはご自身以外のアクション設計にも関わっているのですか?

岡田さん:
設計には全部関わっています。

MC:真木さんに何かアドバイスしましたか?

岡田さん:
(基本は)アクション・チームがいるので、そのチームが真木ちゃんに教えたり相談しているのを(補佐の形で)近くで見ていました。

MC:トレーニングでいちばん辛かったのはどんなことでしたか?

真木さん:
これまで生きてきた中で、実際に人を殴ったことがなかったので、どのくらいの力で殴ればいいのかとか基本的なことがわからないんです。男の人はヤンチャな頃があって喧嘩したりもするでしょうが、そういうこともなかったので、まったくわかりませんでしたね。パンチをするときの腕もあまり細いと見栄えがしないし、そういう見え方などを一から作っていくのもすごく大変でした。

MC:松尾さんは緊迫感のある「SP」の中で、視聴者がなごむ役どころですが、撮影中はどんな雰囲気なのでしょうか。

松尾さん:
「なごむ役」と言ってもらえるとすごくありがたいのですが。正直、皆さんはすごくなごんでいたかもしれませんが……真実は、皆さんが僕のことをオモチャにして疲れをとっているみたいなところがあったので、僕としては結構つらいところもありました(会場笑)。今日、ここに上がってくる前にも「すごい緊張して、もう死にそうや」と言ったら、この大先輩が(と堤さんを見て)「面白いこと言うてくれるんやろ?」って(会場爆笑)。まあ、でも、大先輩の言うことですから、さっきちょっと頑張って(体重が増えたと)言ってみたんですけど。面白くはなかったですけどね(笑)。

MC:撮影の雰囲気はいかがでしたか。

松尾さん:
本当に和気あいあいとしてました。ただちょっと今回は、堤さんと一緒のシーンがあまりなかったので、基本的には(係長以外の)四係の4人でいることが多かったんですが、作品の中での関係性とリアルな関係性がビックリするぐらい似てきました。ドラマシリーズのときから始まっていたのですが、映画に入って時間が過ぎていくにつれて、それが段々濃くなってきて、すごく良い化学反応があったように思います。

MC:神尾さんは撮影中、印象に残ったエピソードなどはありますか。

神尾さん:
そうですね……とにかく撮影期間が長かったのですが、皆がこの作品にかける思いが強かったので、あまり大変だとは感じませんでした。ただ最初は深夜の撮影がずっと続いたので毎日が昼夜逆転で、しかも野外での撮影だったので、体にこたえましたね。僕ももうそんなに若くないので(笑)。

MC:役柄上の関係性と普段の関係性が似ているとは感じましたか?

神尾さん:
たぶん今こうしてご覧になってわかるように、堤さんを筆頭にヒエラルキーができ上がっているような感じはあります(笑)。それが自然とでき上がったのか、スタッフから仕向けられていたのかはわかりませんが(笑)、作品の中に(いい意味で)出ていると思います。

マスコミによる質疑応答

Q:スコタックさんにお伺いします。岡田さんのアクションをご覧になって、スコタックさんが過去に一緒に仕事をしたハリウッド・スターの中で、彷彿とさせる方がいらっしゃいますか?

スコタックさん:
ハリウッドでは通常、CGを使ったり、スタントマンがアクションを行いますので、岡田さんは“普通ではない”と感じています。岡田さんがスタントなしですべてのアクションをこなしたのは本当にすごいことだと思います。(ハリウッド俳優の)誰に似ているというわけではないのですが……誰か挙げるとすれば「エイリアン」で仕事をしたシガニー・ウィーバーですかね。彼女はほとんどのスタントを自分でやりましたし、燃えている火のすぐそばでアクションをしていましたよ。

MC:岡田さんはすべてのアクションをご自分でやっていらっしゃいます。スコタックさんはテロ・シーンの大掛かりな爆破シーンなどを手がけていらっしゃいまして、岡田さんのシーンにはまったく触っていないそうです。アナログなアクション・シーンと、CGを使ったスペクタクルなシーンの融合が、この映画の魅力になっています。

Q:岡田さんは撮影期間中、アクションを設計したほかV6のコンサートなどもあり、多忙だったと思いますが大変ではなかったですか?

岡田さん:
10カ月間、アクションの打合せ・練習も含めてずっと撮影をし続けていましたが、「SP」の映画化が決まってからはずっと「SP」のことを考え、スケジュール調整も「SP」に照準を合わせていました。現場では皆で一緒に闘っているという感覚が強かったので、「疲れた」とか「しんどい」とかいう思いはなかったですね。全力を挙げて「SP」に臨んでいたと思います。

「SP 野望篇」公式サイト