映画 HOTNEWS

ウルルも登場!深田恭子もウルウル感激!!
「ウルルの森の物語」完成披露試写会

2009年11月3日

photo01

オオカミの赤ちゃんと家族の絆が起こす奇跡のドラマ、遂に完成です!

<左より、船越英一郎さん、ウルル、桑代貴明くん、北村沙羅ちゃん、深田恭子さん、長沼誠監督>

新潟県中越地震を生き抜いた母犬マリと三匹の子犬たちの実話を映画化し、感動を呼んだ「マリと子犬の物語」から2年。再び同作のスタッフ、キャストが集結し、北海道の大自然を舞台に、オオカミの赤ちゃんと家族の絆を描いた「ウルルの森の物語」が完成いたしました。

これを記念して、11月3日、東京・有楽町の東京国際フォーラムにて完成披露試写会が行われ、主演の船越英一郎さん、深田恭子さん、桑代貴明くん、北村沙羅ちゃん、長沼誠監督、そしてウルルとドッグトレーナーの宮忠臣さんによる舞台挨拶が行われました。映画に登場するホロケシの森をイメージしたステージに登場したキャストの皆さんは、見違えるように大きく成長したウルルとの久々の再会にビックリ。撮影中の心温まるエピソードの数々を披露し、会場をアットホームな雰囲気に包みました。その模様をレポートいたします。

舞台挨拶(挨拶順)

長沼誠監督

ご覧になるお一人でも多くの方に、温かい気持ちになっていただければいいなと思い、この作品を手がけました。今日、日本で一番最初に観てくださった皆様に感謝いたします。
船越英一郎さん(生野大慈役)

2年前、「マリと子犬の物語」という作品に参加しました。本当にたくさんの方たちに感動の声をいただき、まだその興奮が冷めやらぬ頃にこのお話をいただきました。あまりにも、「マリと子犬の物語」が皆さんに愛され、「感動をもらった」「勇気をもらった」「希望をもらった」というお声をたくさんいただいたので、「マリと子犬の物語」を超える感動作はもうできないんじゃないかと思っていました。しかし、(今回の)脚本を読んだら涙が止まらないんですね。「なんでこんなに泣けるんだろう?」 それは、この映画の中にたくさんの奇跡が起き、その奇跡に僕の心が震えているからなんだと気がつきました。でも、この奇跡は待っているだけでは一つも起きなかった。信じる心と家族の絆が奇跡を起こしたんですね。「奇跡は起きるものではなく、起こすものなんだ」というメッセージを強く感じることができたので、こんなにも感動しているんだろう、そして「よし、僕も信じよう」と思いました。ここにいる映画を作った家族、千恵、昴、しずく、そして監督、それからたくさんのスタッフ、この家族たちと一緒に絆を強めて、また皆さんに感動を届けるという奇跡を信じて、絶対に成し遂げようと決意しました。

その奇跡は今日、起きましたでしょうか? (会場からの拍手に)ありがとうございます。(会場から「お父さん、良かったよ! お父さん、最高!」という声が聞こえ)うちの家内(女優の松居一代さん)ですね(会場笑)。失礼いたしました(笑)。

今日、日本で初めてこの映画を観ていただいた皆さんには、この映画を一人でも多くの方に伝えていただく使命があります。(映画で)僕は昴から携帯電話を取り上げましたが、皆さんはこの会場を出ましたら、どうぞ、電話、メールで、今のお気持ちを一人でも多くの方に伝えていただきたいと思います(松居さんの「わかりました!」の声に会場爆笑)。「ウルルの森の物語」、ぜひ何度でも観てください。何度でもいろいろな感じ方、感動を得られる作品だと思っています。まずはたくさんの人を映画館に運んできていただいて、この映画を皆さんの宝物にしていただければと思っています。
深田恭子さん(生野千恵役)

私は「マリと子犬の物語」が本当に大好きです。ワンちゃんを飼い始めてから初めてワンちゃんと観たお話なんです。それからずっと動物と一緒にお仕事することが夢だったので、今回その夢が叶ったこと、そして「マリと子犬の物語」のチームの中に入れてもらえたことを心から嬉しく思っています。皆さん、今日はありがとうございます。

MC:深田さんの左肩に、何やらかわいらしいものが乗っているようなんですが……。

深田さん:
これは、もちろんウルルです。

MC:今日のために特別に作ったんですよね?

深田さん:
はい。実は、爪にもウルルをつけてきました。
桑代貴明くん(工藤昴役)

ちょっと反抗的な昴役を演じましたが、本当はこんな反抗的じゃないです(会場笑)。もうちょっと優しいです。「ウルルの森の物語」を観ていただいた皆様、お友達やお母様方にウイルスのように広めていただけたら嬉しいです(会場笑)。この映画を観たことで心がポカポカしてきたと思います。家族の絆が結ばれることを祈っています。
北村沙羅ちゃん(工藤しずく役)

こんにちは。撮影は、一生懸命しているうちに終わってしまったという感じでしたが、スクリーンいっぱいの元気なしずくを観て、少しホッとしました。今日はご覧いただき、ありがとうございました。

MC:しっかりしてますね! いかがですか、船越さん。

船越さん:
映画でも喰われ、挨拶でも喰われ……素晴らしい子供たちです(会場笑)。

■ここで、ウルルを演じたウルフドッグのウルルと、ドッグトレーナーの宮忠臣さんが登場!


<ドッグトレーナーの宮忠臣さん>
MC:宮さん、撮影は今年の夏でしたよね? 会場からざわめきが起きておりますが……。

宮忠臣さん(ドッグトレーナー):
そうです。皆さん、冒頭でご覧になったウルルはちょうど生後40日ぐらいだったんですね。今はちょうど6カ月です。ウルフドッグというのは大型犬ですから、今ご覧になって、皆さん、驚かれたでしょうね(笑)。

MC:宮さんから、ウルルに代わって一言ご挨拶いただけますでしょうか?

宮さん:
船越さんをはじめ、皆さんにかわいがっていただき、無事何事もなく、撮影は順調に進みました。ただ、この子があまりにも発育が良すぎて、大きくなってしまうのが心配でした。それと、ウルフドッグというのはすごく神経質なものですから、撮影現場でどんな感じになるか心配だったんですが、こういう会場に初めて出てきても僕が思っていたよりも神経質にならないですし、どちらかというとあまり物事を気にしないのんびり屋の子だから、すごく助かりました。

MC:ウルルとは久々の再会だと思いますが、ウルルとの撮影中の思い出はありますか?

船越さん:
成長が速いですね。会った時には本当に小さかったんです。これが命の輝きってやつだと、ウルルが動くだけで涙が出てくるんですね。この子とずっと一緒に過ごして、キスもしました。


<すっかり大きく成長したウルル>
MC:キスですか!?

船越さん:
動物と仲良くなるためには、動物と同じ目線にならなきゃならない。それが一番なので、とにかくもうベロベロ舐め合いました(会場笑)。

MC:何か大変だったことはありましたか?

船越さん:
いや、なかったです。撮影をしたのは北海道でしたけれども、本当にこの子は北海道の大地よりも広いんじゃないかと思うほどの大きな心を小さい体の中に持っていましたから。全然動じないですものね、宮さん。

宮さん:
そうですね。寝ているシーンがたくさんあるんですが、本当に苦労しなかったですね。いっぱい遊ばせて、お腹いっぱいにしたら、すぐ寝てくれましたから(会場笑)。

MC:深田さんはご自身も愛犬家ですが……。

深田さん:
すごく大きくなっていて、ビックリしましたね。うちのワンちゃんはずっと変わらず小さかったので。やっぱり癒されますね。撮影中も本当に癒されましたし、今日会えたこともとても嬉しく思っています。


<スクリーンの中ではまだ赤ちゃんです>
(C)2009 「ウルルの森の物語」製作委員会
MC:ウルルとの撮影での思い出は何かありますか?

深田さん:
ウルルと駆け回って遊べたのがすごく楽しい思い出ですね。子供たちと一緒に、みんなで遊びました。

桑代くん:
スクリーンの中では抱っこをしていたんですよ……。でも次は僕が乗せてもらう番かなと(会場笑)。本当に成長が速すぎて、ウルルだということが分からなかったです。

MC:撮影中は、ウルルと接する機会が一番多かったと思いますが、何か思い出はありますか?

桑代くん:
一緒に走り回ったりしたんですが、その時のウルルは僕と同じぐらいの速さで走ってくれたんですけど、今はたぶん痛い目にあうと思います(会場笑)。

沙羅ちゃん:
ものすごく大きくなって、顔も変わっちゃったのでビックリしました。

MC:沙羅ちゃんも、撮影の時の楽しかった思い出はありますか?

沙羅ちゃん:
一緒に遊んでいたらすぐにどっか行っちゃうので、「あれ?」という感じでした。走っても走ってもついてこないのが、なぜだか分からなかったです(会場笑)。

長沼監督:
すごく頭のいい子で、最初の森をさまよって歩くというシーンでは、リハーサルをやるとすぐに覚えてすんなり歩いてしまうんですね。だから、これはもうぶっつけ本番しかないなと、宮さんに「だいたいこのコースを通ってください」という形でお願いして、さまようように撮影しました。それと、撮影していて気付いたのは、ウルルは朝が弱い。リュックに入って寝ているシーンとか、しずくがパブに乗って抱いているシーン、(ウルルが)寝ていますけど、あれは早朝ロケです。ウルルもやっぱり眠いんだなというのが、撮影中に分かりましたね。

MC:映画にはウルルだけではなく、たくさんの動物が出てきますが、撮影は難しかったのではないでしょうか?

長沼監督:
自然にいる動物は、狙っていてもそこには出てこないので、待ちの間に「何かいないか」と目をこらして、出てきたらすぐにカメラを回すという感じでいろいろな動物を撮りました。あとは、我々が撮影している間、他の班が動物だけ撮りに行くということを毎日やっていました。

MC:共演者の皆さんの印象はいかがだったのでしょうか?

船越さん:
スクリーンには映し出されていませんが、今年の北海道は本当に雨が多かったんです。だから、撮影が中止になることも多くて、家族四人で一緒に過ごす時間がたくさん持てたので、映画よりも早く、僕たちは家族になることができたんじゃないかなと思っています。本当にいろいろなことをして遊びました。

深田さん:
船越さんに、たくさんおいしいものを食べに連れて行ってもらいました。お寿司や、北海道の名物をたくさんいただきました。ごちそうさまでした(会場笑)。

桑代くん:
雨が多かったので、しずくちゃんと一緒にてるてる坊主を作ったんです。でも、ちょっと弱まってきたなと思ったのに、雨がどんどん強くなって撮影が中止になってしまいました。船越さんは、撮影の合間に場を盛り上げてくれたり、夜に恐い話をしてくれるんです。本当にリアルで、恐かったです。深田さんはすごくきれいな方で、愛犬のメロンパンナちゃんとすごくお似合いでした(会場笑)。


<ウルルもみんなと仲良し!>
MC:沙羅ちゃんから見て、船越パパは優しかったですか? どんなことをして遊んだんですか?

沙羅ちゃん:
なぞなぞを出してもらったけど、あんまり正解できなかったのでガッカリしました(会場笑)。

MC:よゐこの濱口優さんも出演していますが、何か思い出に残っていることはありますか?

沙羅ちゃん:
車で迎えに来るシーンの休憩の時に、深田さんと濱口さんとおにい(桑代くん)と私でしりとりをしたんですけど、おにいで引っかかって(濱口さんが)「何でもいいから言って」って言っていました(笑)。

MC:深田さん、すごく和気あいあいとした現場だったみたいですね。

深田さん:
すごく場を盛り上げてくださって、しりとりをして、幼少に戻りました。

■ここで、11月2日に紫綬褒章を受賞することが発表された、音楽を担当された久石譲さんからのメッセージが読み上げられました!

~ウルルに寄せて~

「ウルルの森の物語」完成披露試写会、おめでとうございます。本来、会場に行って、喜びを分かち合いたいところですが、仕事の都合で伺えなくて残念です。当初、「マリと子犬の物語」に次いでこの映画を作ると聞いた時には、「犬の次はオオカミかい? まあ、ずいぶんイージーな企画だな」と思ったものですが、脚本を読み、あがってきたラッシュフィルムを観ていると、とても完成度の高い映画であることが分かり、音楽の製作にも力が入った次第です。それは、長沼監督、船越さんをはじめ出演者の皆さん、スタッフの皆さんの熱意と努力の賜物に他なりません。

私事ですが、前回の「マリ」の時、我が家の犬が重い病気にかかり、家族全員で看病しましたが、その甲斐もなく映画完成の後に亡くなりました。名前はジョイ、10歳でした。辛い思い出なのですが、ジョイが残してくれたものは家族の絆でした。この映画の主人公、大慈さんのように、仕事に明け暮れていた僕は、ジョイの看病をすることで家族と協力しあった訳です。それから2年経った今、この「ウルル」の音楽を作りながら、もう一度、犬の家族を迎えようという気持ちになりました。その意味でも、「ウルル」に参加できたことは大きな喜びです。「ウルルの森の物語」は、家族全員で安心して観に行ける数少ない映画の一つです。会場の皆さんも、観終わって「いいな」と思えたなら、周りの人に一言伝えてください、「泣けますよ」と。本日は映画の完成、おめでとうございます。

2009年11月3日 久石譲

■さらに、11月2日に27歳の誕生日を迎えた深田さんに、船越さんからウルルの特大ぬいぐるみがプレゼントされました!


<深田さんお誕生日おめでとうございます!>
船越さん:
ハッピーバースデイ、恭子!

深田さん:
ありがとうございます! 皆さん、今日はお祝までしていただき、ありがとうございます。27歳になってしまいましたが、これからも日々いろいろなことを勉強して、素敵な大人になれるように頑張りたいと思います。「マリと子犬」の時は、「ぬいぐるみが欲しい」と言ったのにずっともらえなくて、船越さんも「あげる」と言ったのにくれなくて……。なので、このウルルのぬいぐるみをいただけてすごく嬉しいです(会場笑)。

■最後に、キャストの皆さんを代表して、船越さん、深田さんからメッセージが送られました!

深田さん:
「ウルルの森の物語」、この作品を観て、家族の絆だったり、ワンちゃんとの絆、ウルルのかわいさなど、いろいろなことを感じていただけたらなと思います。皆さん、たくさんの人に伝えてください。

船越さん:
日本が世界に誇るアニメーション、ジブリの作品と、僕たちが子供の頃に浴びるように観たディズニーの作品、この二つを足したら「ウルル」という、日本映画には本当に珍しい素敵なファンタジー映画が生まれたと思っています。皆さん、一人でも多くの方にこの「ウルル」のお話を届けていただけたらと思います。また、皆さんと映画館でお会いできることを楽しみにしています。今日はありがとうございました!

「ウルルの森の物語」公式サイト